ふくらはぎのストレッチ|おすすめストレッチ5選!手軽にストレッチしよう
ふくらはぎをストレッチをすることで、デスクワークや立ち仕事でパンパンになったふくらはぎを解消することができるのです。今回は、ふくらはぎの役割から、効果的なストレッチボードでのストレッチ方法をご紹介します。
ふくらはぎの役割とは?

ふくらはぎの筋肉は、基本的に足の安定性の維持に役立ちます。
例えば、スポーツやジムでトレーニングする場合には、ふくらはぎの筋肉を強化することで、足の安定性を向上することができるのです。
ふくらはぎは、体を支えるための基盤になり、正しい姿勢を保つのに重要な役割を果たしています。
ふくらはぎの筋肉が収縮すると、下肢の静脈のバルブが開閉し、血液が心臓に向かって流れやすくなります。
そのため、ふくらはぎは下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の予防に役立つと言われています。
また、歩行や走行のためのパワー生成をすることができます。
ふくらはぎの主要な筋肉である腓腹筋(ひふくきん)は、膝関節(ひざかんせつ)を伸展させることによって、歩行や走行時に必要な力を生成するのです。
日常スムーズに動作するために、ふくらはぎをストレッチしてやわらかくしておくのが良いのです。
ふくらはぎのストレッチで期待できる効果
ふくらはぎをストレッチすることでさまざまな良い効果が期待できます。
ふくらはぎのストレッチは、姿勢を改善する効果があり、体のバランスや筋肉痛の予防にも役立ちます。
筋肉や腱を引き伸ばすことで、柔軟性を向上させることができます。柔軟性が向上すると、体の動きがスムーズになり、ケガ予防にも役立ちます。
筋肉を伸ばすことで、血流の流れを促進し体の代謝が向上し、疲れやストレスの解消にも役立つのです。
ふくらはぎのストレッチで冷えとむくみ改善
ふくらはぎには、静脈弁が存在し、筋肉の収縮によって血液を心臓に戻す働きがあります。
しかし、長時間座り続けたり、立ち続けたりすると、血液がふくらはぎに滞留してしまい、むくみや冷えの原因となります。
ふくらはぎのストレッチは、筋肉を伸ばすことで血流を改善し、血液の流れを促進します。
筋肉を動かすことでリンパ液の流れも良くなり、むくみを解消する効果が期待できるのです。
ふくらはぎのストレッチは、筋肉を温めることにもつながり、冷えの改善にも効果があるのです。
ふくらはぎのストレッチで疲労回復
ふくらはぎのストレッチは、疲労回復にも効果が期待できます。
長時間立ち続けたり、歩いたりするなどの運動によって、ふくらはぎの筋肉は疲れやすくなります。
また、運動不足や姿勢の悪さなども、ふくらはぎの疲れやすさに影響を与えます。
ふくらはぎのストレッチは、筋肉を伸ばすことで血流を改善し、酸素や栄養素を筋肉に送り込みます。
これによって、筋肉の疲労回復を促進し、疲れたふくらはぎをリフレッシュする効果があるのです。
ふくらはぎのストレッチは、筋肉を柔軟にすることにもつながります。
筋肉が柔軟になることで、運動や日常生活の動作がよりスムーズに行えるようになり、疲れにくい身体を作ることができます。
ただし、激しい運動などでふくらはぎに痛みや違和感を感じた場合は、休養が必要な場合もあるので、無理をせずに運動するようにしましょう。
ふくらはぎのストレッチで筋肉痛の予防と解消
ふくらはぎのストレッチは、筋肉痛の予防や解消にも効果が期待できます。
筋肉痛は、筋肉の炎症反応が起こることで発生します。
運動や日常生活の中で、筋肉に過剰な負荷がかかった場合に起こりやすく、ふくらはぎもその一つです。
ふくらはぎのストレッチは、筋肉を伸ばすことで、筋肉を緩めることができます。また、ストレッチ中に筋肉に酸素が送り込まれ、筋肉疲労の回復にも役立ちます。
さらに、ふくらはぎのストレッチは、筋肉の柔軟性を高めることにもつながります。
柔軟性が高まることで、筋肉にかかる負荷を分散することができ、筋肉痛の予防にもつながります。
ただし、筋肉痛が起こった場合には、無理をしてストレッチを行うと悪化することもあります。
筋肉痛がある場合には、ストレッチを行う前に十分な休養をとり、痛みが強い場合はストレッチを控えるようにしましょう。
ふくらはぎのストレッチでこむら返りの改善
ふくらはぎのストレッチは、こむら返りの改善にも効果が期待できます。
こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が収縮することによって起こる症状で、多くの場合は寝ているときや静かに座っているときに起こります。
こむら返りは、筋肉の疲労や柔軟性不足、筋力不足などが原因で発生することが多いため、ふくらはぎのストレッチは有効な対策になるのです。
ふくらはぎのストレッチは、筋肉を伸ばすことで筋肉の柔軟性を高め、筋力を向上させることができます。
このため、ふくらはぎのストレッチは、こむら返りの原因である筋肉の疲労や柔軟性不足、筋力不足を改善することができます。
さらに、ふくらはぎのストレッチは、血行を改善する効果もあります。
血行が良くなることで、筋肉に必要な酸素や栄養素を十分に供給することができ、筋肉の機能を向上させることができます。
ただし、こむら返りの原因は様々であり、ストレッチだけで改善できるわけではありません。
こむら返りが頻繁に起こる場合には、医師の診断を受けることをおすすめします。
ふくらはぎのおすすめストレッチ5選

ふくらはぎは日常的な運動や立ち仕事などで常に使われるため、コリや疲れがたまりやすく、ストレッチが必要です。
そこで、ふくらはぎを効果的にストレッチするおすすめのストレッチ方法を5つご紹介します。
筋肉痛の予防や冷えの改善など、様々な効果が期待できますので、ぜひ試してみてください。
ふくらはぎのおすすめストレッチ①ストレッチボードでふくらはぎをストレッチ
ストレッチボードは、ふくらはぎのストレッチに効果的なトレーニング器具の1つです。
ストレッチボードは、傾斜した板の上に足を乗せてふくらはぎをストレッチすることで、より深いストレッチをすることができます。
ストレッチボードを使うことで、ふくらはぎの筋肉をより深く伸ばすことができ、筋肉の柔軟性を向上させ、日常生活やスポーツなどでパフォーマンスの向上につながるのです。
筋肉を刺激することでふくらはぎの筋肉の成長を促進し、筋肉の向上につながります。
ストレッチボードでふくらはぎをストレッチすることで、血流を改善することができるのです。
血流が良くなることで、筋肉に必要な酸素や栄養素を十分に供給することができ、筋肉の機能を向上させることができます。
以下にストレッチの方法を説明します。
- ストレッチボードに立ち、両足を乗せます。
- かかとがストレッチボードの端から少しはみ出るように立ち、膝を伸ばします。
- 足首を曲げてつま先を引き上げ、ふくらはぎを伸ばします。
- この状態で、10~30秒間キープします。
- ゆっくりとつま先を下げて元の姿勢に戻します。
このストレッチは、ふくらはぎの筋肉を深く伸ばすことができ、日々の生活での疲れを和らげることができます。
また、ランニングやウォーキングなどの運動前の準備運動としてもおすすめです。
ただし、ストレッチボードを使用する場合は、自分の体に合った角度で使用することが大切です。
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ふくらはぎのおすすめストレッチ②膝でほぐすストレッチ
膝でほぐすストレッチは、ふくらはぎを効果的にほぐすことができるストレッチの一つです。以下にストレッチの方法を説明します。
- 床に座り、膝を曲げます。
- 両手を後ろについて、床に手をつけます。
- 両足のつま先を床につけたまま、かかとを床から浮かせます。
- かかとを床に戻すと同時に、ひざを軽く伸ばし、ふくらはぎを引き締めます。
- かかとを床から浮かせると同時に、ひざを曲げてふくらはぎを伸ばします。
この動作を繰り返し、20回程度行います。
このストレッチは、ふくらはぎの筋肉を効果的にほぐし、血流を促進することができます。
また、ストレッチの動作により、足首の可動域を広げることができるため、運動前の準備運動としてもおすすめです。
ただし、急激なストレッチは筋肉を傷める原因となるため、ゆっくりとリズムよく行うようにしましょう。
ふくらはぎのおすすめストレッチ③壁を使ったストレッチ

壁を使ったストレッチは、ふくらはぎの筋肉をしっかりと伸ばすことができる効果的なストレッチの一つです。以下にストレッチの方法を説明します。
- 壁に向かって立ち、両手を壁につけます。
- 左足を壁に向けて踵をつけ、つま先を床につけたまま右足を後ろに引きます。
- 左足を伸ばし、右足を曲げます。
- この状態で、左ふくらはぎを伸ばし、右ふくらはぎをひきしめます。
- このまま10秒程度キープし、左足を曲げてもとの状態に戻します。
反対側も同様に繰り返します。
このストレッチは、ふくらはぎの筋肉を効果的に伸ばすことができるほか、血流を促進して代謝を活性化する効果も期待できます。
また、運動前の準備運動としてもおすすめです。ただし、身体に無理がないようにゆっくりと行いましょう。
ふくらはぎのおすすめストレッチ④ステップストレッチ
ステップストレッチは、階段を使ったふくらはぎのストレッチ方法です。
- 階段の上段に立ちます。かかとが階段の外に出るように足を置きます。
- 前かかとを床につけた状態で、かかとを下げてふくらはぎを伸ばします。この時、膝を伸ばしたままでストレッチを行います。
- 30秒間キープします。
- 反対側も同様に行います。
このストレッチは、日常生活で使われる筋肉をしっかりと伸ばすことができるため、ふくらはぎの筋肉痛やこりを解消するのに効果的です。
また、筋肉の柔軟性を高めることで、スポーツや運動のパフォーマンスも向上することが期待できます。
ただし、階段の段差が高すぎる場合や、急激なストレッチを行うとケガの原因になることがあるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
ふくらはぎのおすすめストレッチ⑤もも裏ストレッチ
ふくらはぎのストレッチの中でも、もも裏ストレッチは効果的なストレッチの1つです。
もも裏ストレッチは、もも裏の筋肉を伸ばすことで、ふくらはぎの緊張を緩和することができます。
ふくらはぎのもも裏ストレッチのやり方は以下の通りです。
注意点としては、ストレッチを行う際に腰や背中を浮かせないようにすることです。
また、かかとを無理に床につけようとせず、無理のない範囲で行うようにしてください。十分にストレッチするために、深呼吸をしながら行うこともおすすめです。
- 床に寝そべります。膝を曲げ、足を床につけます。
- 右足を伸ばし、かかとを床につけます。
- 左足を曲げ、左手で左足の踵をつかみます。
- 右足をゆっくりと天井に向けて伸ばします。このとき、かかとは床につけたままで、膝は伸ばしたままでください。
- 右足を伸ばし切った状態で、数秒間キープします。その後、ゆっくりと右足を曲げ、元の姿勢に戻ります。
- 反対の足でも同様に行い、左右交互にストレッチを繰り返します。
まとめ
ふくらはぎのストレッチは、日常生活で常に使われるため、コリや疲れがたまりやすく、ストレッチが必要です。
中でも、ストレッチボードを使ったふくらはぎのストレッチは手軽に行うことができ、効果的です。
この「ふくらはぎのおすすめストレッチ①ストレッチボードでふくらぎをストレッチ」で説明した方法で、ふくらはぎの筋肉を効果的に伸ばすことができます。
また、血液循環がよくなり、むくみや冷えの改善にも効果があります。
ストレッチボードを使うことで、より深いストレッチが可能となるため、効果的なふくらはぎのストレッチになります。
ただし、無理な力を入れずに行い、痛みを感じた場合はすぐにストレッチを中止しましょう。
さまざまなふくらはぎのストレッチを取り入れて、健康な体を保ちましょう。